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Acala2.0:パラチェーンオークション1位Acalaの『Exodusアップグレード』とは

miho

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Mipu
Mipu

現在、ACAトークン有用性のアップグレード、ACA発行とBurnについての投票(>>経過)が行われていて、8/15 に承認されれば近日中にACAステーキングが始まります

年間1億ACAが6年にわたって発行、ステーキングやファーミングの報酬に充てられるよ。

ドットちゃん
ドットちゃん

けっこうニッチな内容やね …

Mipu
Mipu

今回の記事は、ポルカドットエコシステムの、日本ではまだ上場されていないブロックチェーンAcalaのアップグレードについての記事だよ。

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先日Acala公式より、Acala2.0:Exodus Upgradeについてコミュニティへの提示がなされました。

この記事では、Acala最新のアップグレード:Acala2.0『Exodus Upgrade』の概要を解説します。

コインチェック
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ACALA2.0:Exodus Upgradeとは

昨年8月の「aUSD事件(注釈1)」以来、aUSD(Acalaのステーブルコイン)は、1ドル以上の分散型担保で裏付けられているという堅固な基礎にも関わらず、まだかつてのペッグに戻っていません。

「Exodus」とは「出エジプト紀=モーゼの十戒で知られる、古代エジプトからイスラエル人を解放した旧約聖書の物語」です。
つまりaUSD救出作戦というところでしょうか。

そして、これから到来するマルチチェーン時代の中心になると期待されるポルカドットの、DeFi ハブの立場として、Acala(注釈2)からコミュニティへの新たな決意が語られたアップグレードともなっています。

詳細 >>Acala Exodus Plan

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このアップグレードを通して、aUSDは1ドルペッグに戻されます

その流動性やユーザーエンゲージメントの確保のため、今回のアップグレードで、AcalaのガバナンストークンACAは、トータルで1億acaが6年間にわたり供給され、その50%がステーキング、もう半分がLSDfiなどのファーミングに充てられます。

ACALA2.0:Exodus Upgrade 概要
  1. ACA(トークン)のユーティリティ拡大、供給とBurn
  2. aUSD Seed (aSEED)のローンチ
  3. Universal Asset Hub (UAH)のローンチ

以下よりACALA2.0の概要を解説するよ。

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ACAのユーティリティ拡大、供給とBurn

ACA(ガバナンストークン)の有用性拡大

取引手数料としての使用やガバナンスへの投票、パレットのデプロイなどの既存のユーティリティに、以下の新しいACAのユーティリティが加わります。

  • ACAのステーキング
  • ACAをステーキングすることで、エコシステム内のトークンが収益として分配される
  • 流動性プールやdApps(分散型アプリケーション)へのトークンのの分配について投票
  • ステーキングされたACAの一部(例えば、ガバナンスを通じての20%)が、Acalaのネイティブプロトコル内で何らかの不足(shortfall event)が発生した場合の対策として利用
Acala2.0 Exodus Upgradeより

ACAの供給

ガバナンスの承認を受けてから6年間にわたり、年間上限1億ACAの供給

供給の50%はACAステーキングのために確保され、残りの50%は流動性プール、Universal Asset Hub (UAH) 上に構築されたdApps、および流動性や利用者のエンゲージメントを促進するその他のイールドファーミングに確保されます。

Mipu
Mipu

Web3 では、このようにユーザーのエンゲージメントや、エコシステムの流動性を高めるためにステーキングやファーミングの報酬として、ユーザーにトークンを配布します。

Web2では中央の組織が多大な広告費を使って宣伝していたことを、Web3ではユーザーにインセンティブを与えることでその機能を果たすトークンエコノミーが特徴です。

トークンエコノミーについて

Web3の世界では、中央集権的な組織やインフラストラクチャの代わりに、分散型のプラットフォームやアプリケーションが主流となっています。この分散型の環境では、ユーザーや参加者のエンゲージメントや行動を奨励するために、トークンを用いたインセンティブが提供されることが一般的です。

このような報酬制度を通じて、エコシステム内での流動性が高まり、ネットワークの健全性や安定性も保たれます

一方で、Web2の世界では、中央の組織や企業が広告や宣伝に多額の費用を投じることでユーザーエンゲージメントを高めてきました

Web3の特徴の一つは、このトークンエコノミーを活用してユーザー自体がネットワークの一部として活動し、その活動を通じて報酬を得ることができる点です。

これにより、中央の組織が直接的にコントロールや介入をすることなく、エコシステム全体が自律的に成長・発展していく構造が形成されています。

参照:a16z ファウンダー Chris Dixon氏のTwitter threadより

ACAのBurn

使われなかった供給量の一部は定期的にBurnされます。

例えば、毎月の使われない排出量の1%がBurnされます。また、一定期間に蓄積されたネットワーク手数料の一部もBurnされることになります。

例として、6ヶ月ごとに累積ネットワーク手数料が記録され、その20%がガバナンスを通じてBurnされます。この仕組みにより、長期的にはACAがデフレ通貨としての性質を持つでしょう。

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aUSD Seed (aSEED)のローンチ

aUSDの変換 :aUSDは、アカウントの残高、流動性プールなど、すべての経路でaSEEDと1:1で変換されます。

これは、現在のaUSDの保有者が代わりにaSEEDを保有することを意味し、aUSD LPsはaSEED LPsに変換されます。

aUSD Seed(aSEED)の目的は、既存のaUSDの保有/ヴォルトからの退出オプションを提供すること、またはAcalaの進展に参加するための道筋を提供することです。

準備:aUSDからaSEEDへの変換前に、Honzonプロトコルのリスクパラメータを設定して、発行や強制清算などを停止します。

aUSD(Karura)はaSEED(Karura)に変換され、aUSD(Acala)はaSEED(Acala)に変換されます。

仕組みの詳細はAcala wikiから確認してみてね。

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Universal Asset Hub (UAH)のローンチ

現在は、異なるL1(レイヤー1ブロックチェーン)、L2(レイヤーブロックチェーン)、およびパラチェーン上で流動性が断片化されています。

実際の採用には、任意のdApp(分散型アプリケーション)がどのチェーンやパラチェーンであってもアクセスできる深くて普遍的な流動性が必要です(チェーン中心からアプリ中心へとは、ポルカドット2.0でも提唱されました)。

これを可能にすることがAcalaのUniversal Asset Hub(UAH)の目標です。

Acalaは、DOTおよびDOTデリバティブを担保および流動性として頼りにしており、Polkadotのネイティブアセット$DOTのTVLや、xcmトランザクションのボリュームをリードしてきました。

Exodusプランにより、これは次のレベルに引き上げられ、範囲も拡大されます。

その最大限の活用のため、Exodusプランの初期ステップとして、DOT LSD(リキッドステーキングデリバティブ)をDOT、他のLSD、およびUSDC/USDT流動性に向けてブーストし、一方でAcalaとの大きな相乗効果を持つ新しいLSDパートナーを立ち上げ、マルチチェーンLSDの拡張を準備します。

Mipu
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2023年になってEthereum上では主にLidoが、トークンをステーキングしながら流動性プールでファーミングも可能なLSDfiを提供してることが話題になっていますが、2021年からすでにAcalaでは、LcDOTなどのトークンでLSDfiは提供されていましたよね。

Acalaは、ポルカドットのDeFi ハブ(中心)として、DeFi向けデリバティブのdApp Storeのようなものを目指しているそうです。

それほど、DeFiデリバティブ:LSDfiに強みを持つプロジェクトであり、ポルカドットのレイヤー1ブロックチェーンです。※dAppではなくL1なので、Acala上にこれからdAppが構築されていき、他のL1とxcmで繋がっていきます。

(注釈1)aUSD事件:2022年8月14日、Acalaネットワーク上で、脆弱性を利用して1,600億円(12億ドル)相当のステーブルコイン「Acala Dollar(aUSD)」が不正に発行されたという事件。

AcalaはaUSDを発行するHonzonプロトコルの設定に問題があると発表。送金を含む特定のネットワーク機能を一時停止。その後、問題の原因を、稼働したばかりのiBTC/aUSD流動性プールの設定ミスと特定した。

参照:Coin Post 『ポルカドット基盤のAcalaネットワーク、1600億円相当の「aUSD」が不正発行

(注釈2)Acala:暗号資産(仮想通貨)ポルカドットエコシステムのDeFi(分散型金融)プロトコルに特化したL1ブロックチェーン。パラチェーンオークション1位を獲得しています。

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まとめ

今回の記事では、Polkadotパラチェーンオークションでトップを獲得したACALAの最新アップグレード『Acala2.0 Exodus Upgrade』の概要について、簡単にまとめました。

新しい情報が出たらその都度更新していく予定ですので、ステーキング開始の時期など見逃さないようにチェックしてみてね

Acalaのガバナンストークン$ACAはまだ日本の取引所には上場していないので、Dex(非中央集権型取引所)からの購入の仕方なども今後記事にする予定です。

Acalaの公式Twitter:https://twitter.com/AcalaNetwork

出典:Acala Wiki/Acala 2.0: Exodus Upgrade

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Mipu
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Web3、ブロックチェーン関連メディアの記事を執筆。初期よりWeb3プロジェクトに参加し、トークンエコノミーの恩恵を受ける。 特にギャビン・ウッド氏の思想に感銘を受け、これからのブロックチェーンやWeb3の発展に期待しつつ最新の情報をキャッチし、できるだけわかりやすい言葉での発信を心がけている。 最近はもっぱらDePINに注目している。
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